健康食とサイレージ

春からヨーグルトを食べるようにしてから、体調が良い。

アトピーの改善になるのではないかと乳酸菌のサプリメントをとっていたのだが、ヨーグルトにはかなわないようだ。

去年にも右往左往して、ビタミン剤などで改善したりもしたのだが、そういえばビタミン剤と一緒に乳酸菌のサプリメントも注文していたことを思い出した。

ビタミンも大事だが、腸内環境も重要だったのだがつくづく思い至った。

しかしよくサプリメントで、乳酸菌1千億個というようなものもあるが、どうも乳酸菌の個数は関係ないのではないか、というのがぼくの体調をかんがみての結論である。

それでふと思い出した。どうもこの手の健康についての考え事は、右往左往しているうちにいろいろ忘れてしまうようだ。

なにを思い出したのかというと、サイレージである。

サイレージとは家畜用に発酵させた草のことだ。

家畜の牛に食べさせる草は人為的に発酵させてあるのだ。

この草を発酵させておく建物がサイロである。牧場の脇にムーミンにでも出てきそうな円柱状の建物があるのだが、これは牧草を発酵させるための建物である。

サイロで発酵した牧草をサイレージという。

つまり、牛は塩分のない発酵食になった牧草を食べて健康を維持しているというのだ。

牛でも発酵食品を食べているのだから、当然人間もそうあるべきなのだが、つい日常生活に埋没しているうちにこの考え方を忘れてしまっていた。

野菜にはたいてい何らかの有用菌が付着していて、イチジクやシダの葉には納豆菌がついているし、キャベツやハクサイなどには乳酸菌がついている。

キャベツやハクサイに下味程度の食塩をまぶしてフリーザーバッグに入れて常温で数日置いておくと、勝手にすっぱくなって乳酸食品になる。

キムチがすっぱくなっていくのとおなじだ。

あれを食べていれば、牛がサイレージを食べるのとおなじで、人間も健康的に生活することができるというわけだ。

乳酸菌は加熱すると健康効果がなくなるというが、あれはどうやらウソらしい。

腐った食べ物に火を通しても、人間はやっぱり腹を壊してしまう。あれとおなじで、乳酸食品に火を通しても、乳酸菌の健康効果はあるという。

なので、野菜は発酵させてから料理に利用するのが健康維持にいいのだ。

先日テレビで、生肉と白菜とにんにくを一緒に漬物にして、冬の保存食にして煮炊きにして食べる習慣のある地域があることを知ったのだが、あれは白菜の乳酸発酵で肉も一緒に保存食にしてしまうという合理的な発酵食だと思った。

福井県ではサバを糠漬けにした「へしこ」があるが、肉と白菜を漬物にするほうが一般家庭での汎用性は高いだろう。

漬物は生でバリバリ食べるものというのは、固定概念にとらわれているということだ。

ぬか漬けでも、炒め物に混ぜて食べたっていいわけで、ヨーグルトだって別に、そのまま食べるだけじゃなくて、料理にどんどん利用すればいい。

ぼくの場合はせっかく農民をしているのだから、うちでサイレージを作っておけばよかったのだ。

サイレージといっても、牛舎にあるような仰々しいものではなくて、漬物樽でぬか漬けをつくったり、キャベツを塩漬けにしておけばいい、という程度のものだが。

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