ドクダミを食べる日

今日はオクラの種まきをすませた。

ほかにもいろいろとやるべき作業があるにはあるのだが、なんとなく気乗りせず、作業終了。

というのも、少し落ち着いていたアトピーがここにきてまた再燃しはじめて、そんな折に黄砂で砂煙。しかも風が異様に強く、外に出る気がしない。

というわけで、ぐちゃぐちゃと言い訳をしながら、ダラダラ過ごした。

アトピーに効くかどうかはわからないが、今日の昼には柿の葉とドクダミを天ぷらにしてそばを食べた。

ドクダミは生薬としてはずいぶん優秀なのだが、天ぷらにすると味も良い。

あの匂いがどうにも受け付けないという人も、天ぷらなら大丈夫という人は多い。もっともうちの親は「天ぷらにしても受け付けない」と言ったが。

ドクダミは別名「十薬」といって多くの薬効があるという。カリウムが多いので食べすぎには注意が必要だが、抗菌作用も強く、排毒作用も強いという。

花が咲くころに刈り取って、まとめてヒモでくくって逆さにつるして天日で干しておけば、ドクダミ茶になる。

柿の葉の天ぷらはクセがなくてパリパリサクサク、なんの抵抗もない。こんなものがうちにいくらでもあるというのはありがたい。

なによりお金がかからない、コストがかからないのはじつによろしい。

そういえばうちに自生している桑の木も実がなりはじめているが、桑の葉も天ぷらにできる。これもお茶にできるし、こちらは血糖値を下げる作用があるのだという。

話をドクダミに戻そう。ドクダミは除草剤もきかないくらい繁殖力が強い。

根まで枯らすというグリホサート系の除草剤の場合、ふつうの希釈濃度だと枯れない。

ドクダミを繁殖させたい場合は、ラウンドアップを規定量希釈して散布しておいたら、ほかの雑草は枯れてドクダミだけがどんどんはびこっていく。

スギナもラウンドアップが効きづらい雑草だが、ドクダミと一緒に日当たりの悪い場所に植えておけば共生してはびこるだろう。そうなるとしめたもので、春にはつくし、初夏にはドクダミが山ほど収穫できるというわけだ。

ところで、遺伝子組み換え作物は、グリホサートがきかないように遺伝子をいじっている。

広大な大豆や菜種の畑での除草作業が劇的にラクになるのだが、ドクダミやスギナの場合は遺伝子を組み替えなくてもグリホサートに強いので、利用の仕方によってはたいへん便利だ。

まあ、好んで圃場をドクダミに占有させたい人はほとんどいないと思うし、スギナにしてもそうだと思うが。

つくしはそれこそ遺伝子を組み替えて、ハカマのないものを作るでもしなければ、とても人件費がペイできないし、スギナ茶やスギナの天ぷらにしたって、おかずのメインになるほど食べるようなものでもない。

遺伝子組み換えだとか除草剤だとか、どうもあぶなっかしい話をしているような気がしてきたが、ともあれ人間は自然の一部である。医食は同源であり、案外どこにでもある山野草にも人間の健康に役立つものがたくさんあるのだ。

さっきも言った桑の葉は血糖値を下げる効能があり、ほかにもどんぐりの仲間であるウラジロガシの葉には胆石を溶かす作用がある。

もう亡くなったうちの祖母は手術で胆石を取り除いたが、今のぼくならウラジロガシのサプリメントを試してもらうように勧めていたことだろう。

笹の仲間に熊笹がある。これは血液をサラサラにして抗菌効果が高く、口臭や体臭を消す作用があるという。笹だからいったん定着すればどんどんはびこっていく、どこにでもある雑草のようなものである。

葉に白い隈取があるためにクマザサというそうだが、ほんとうだろうか。日本に棲息するクマはこの笹を冬眠前後に食べるのだという。すぐれた殺菌作用や抗菌作用を知ってのことかわからないが、この話を聞いたときには、ふつうのクマもパンダのように笹を食べるのだな、とおかしなところで感心した。

納豆というと稲わらで作るというイメージが一般的だが、案外身近なものでも作ることができる。

シダの葉には枯草菌、納豆菌がついていて、柔らかく炊いた大豆をシダの葉と一緒に40度ほどで保存しておけば、納豆ができあがるのだ。

昨今稲わらはなかなか手に入らないが、シダの葉なら田舎だといくらでも手に入る。

コゴミやワラビの育ち切ったものを利用すればいい。

納豆菌には血栓を溶かす酵素が含まれていて、生活習慣病にもってこいの健康食材である。

西洋医学にどっぷりつかっていると、こういう自然の中にある薬理作用をおろそかにしてしまいがちだ。

ふだんから不摂生と不健康のカタマリであるぼくが言うのもなんだが、自然のチカラで健康を養うという考え方は、田舎に暮らしていると理にかなっているし、大事にしなければならないと思っている。

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