触ったものをすべて黄金に変えてしまう能力を持った「ミダス王」の悲劇とはなんなのか?

こんにちは。雑記ブログ同好会のタナカd|`・∀・´d|デス

Twitterでブロガーさんがいないかと検索をかけるんですが、その多くがマネタイズに関する話題なんですね。

マネタイズとはなんぞや

マネタイズというのは、なんとなくお金にまつわる言葉だということはわかりますが、あんまり聞きなじみのない方も多いんじゃないでしょうか。

これは、ネットの無料サービスを利用して収益を得ることをさします。つまり「ネット情報の収益化」という意味合いで使われています。

雑記ブログ同好会だって、あまり積極的なものではありませんけどマネタイズが目的のひとつです。

ただブロガーさんの中にはマネタイズが主目的になってしまって、書きたいから自己表現をするのではなくて、マネタイズになるからやるという人もいるようです。

個人的には広告収入なんて微々たるもので、しっかり儲かるようなものじゃないから、あんまり根を詰めないほうがいいと思うんですけどね(笑)

しかしそれはそれとして、無料のネットサービスからお金を生み出していくなんて、まるで錬金術みたいな話ですよね。

今日はちょっとそんな、錬金術がそのまま神話となったギリシャ神話の「ミダス王」について話をしてみたいと思います。

ミダス王とは

ミダス王はギリシャ神話に出てくる王様です。童話の『王様の耳はロバの耳』に出てくる王様というのが、いちばん有名なところではないでしょうか。

じつはミダス王は史実の人でもあるんですが、この王様は一貫した人生を持つ人物というよりは、歴史と神話と寓話がまぜこぜになった人で、少しややこしいんです。

古代アナトリアのころに栄えたフリギュア王国の都ゴルディオンには、彼の墳墓があるといいます。

そんなミダス王がなぜ童話の『王様の耳はロバの耳』に登場するのかというと、それは彼の神話にかかわってくるわけです。

すべてを金に変えたミダス王

酒の神バッカス(デュオニソス)はご存じでしょうか。あのお酒の入った有名ブランドのチョコレートも「バッカス」ですよね(笑)

このバッカスが師匠であるシレノスと酒を飲んでいるときに行方知れずになりました。

バッカスとおなじくシレノスを崇敬していたミダス王が、彼を10日間も歓待していたのです。

11日目に無事にシレノスはバッカスの元へ帰ってきたのですが、このことを知ったバッカスはたいそう喜んで、ミダス王の願いをなんでもかなえてやろうというのです。

ミダス王はそれならと、「触れるものをみな黄金に変えられるようになりたい」と言ったのです。バッカスはその願いをかなえてやりました。

ミダス王の悲劇

ミダス王は木の枝や石が黄金に変わるのをみて大喜び。宮殿に戻ってご馳走を用意させたのですが、ここから悲劇が起こります。

彼が手に取ったパンは固い黄金と化し、ワインもまた黄金のかたまりと化しました。

ついにはミダス王がじぶんの娘にさわると、娘は黄金の彫像のようになってしまったのです。

ミダス王は絶望し、このままでは飢えて死んでしまうと激しく後悔し、バッカスの元へ行き元に戻してくれるよう懇願します。

バッカスはこの願いを聞き入れ、パクトロス川で身を清めるように伝えました。

ミダス王がその通りにすると、黄金の力が川に移り、パクトロス川(実際にある川です)は金の産地になったといいます。

ロバの耳となったミダス王

ミダス王は富や栄華がつくづくイヤになり、田舎に移って牧羊神マルシュアスを信仰して生きるようになりました。

あるときマルシュアスとアポロン神による音楽の腕試しがおこなわれました。

その勝負はアポロン神の勝利となったのですが、ミダス王はマルシュアスの勝利を訴えるのです。

これに怒ったアポロン神はミダス王の耳をロバの耳に変えてしまいました。

ミダス王はじぶんのみっともないロバの耳を王冠で隠したのですが、どうしても髪を切るときにだけはその耳をさらさねばなりません。

そこで理髪師の男に「このことを誰かに言ったら死刑だ」と伝えて髪を切ってもらったのですが、この理髪師の男はあまりのできごとにどうしても黙っていられなくなったのです。

そこからはご存じのとおり、地面に穴を掘った理髪師がその穴に向けて「王様の耳はロバの耳だ!!」と思う存分叫ぶのです。

すると近くに生えている雑草が風で揺れるたびに「王様の耳はロバの耳だ」とささやくようになってしまい、王様の秘密は国中に知れ渡ってしまったのです。

お金はむなしい

このようにしてみていくと、ミダス王はずいぶん悲しい人ですね。

せっかく神様をもてなしたのに、愚かしい金満な願い事をしてたいへんな思いをする。

それでさんざん懲りて、田舎で神々の遊びに加わり、じぶんの信じる神を擁護したら耳をロバの耳にされて、国民にそれをばらされてしまう。

なんというあわれな王様でしょう(笑)←笑ってる

ところでぼくはこのように考えます。

触れるものがみな黄金に変わる能力を持って、ミダス王は飢えても、国民は大喜びでしょう。

お金というのは本来、社会に流していくことで自分にも還元されていくものです。

しかしミダス王の能力は社会は喜んでも、彼自身は飢えていく一方でなんの喜びもありません。

あれほど希求した金も、ただ金を求めるだけではじぶんには何の利益ももたらさないのです。

こんなブログ記事を発見

それで、ミダス王をキーワードにいろいろと検索していたのですが、「たまごボーロの諸方見聞録」さんの、『西洋と東洋が出会う国?トルコ』という記事が非常に詳しくて面白かったです。

西洋と東洋が出会う国?トルコ
“Turkey where West meets East” 。トルコは「西洋と東洋が出会う国」といわれるが、日本語にしてしまうとなんとなく意味がずれてしまう気がする。というのも、この表現の“West”はいわゆるキリスト教を基礎に置くヨーロッパという意味で、それに対して”East”は中東のイスラム教国家・地域を指してい...

ミダス王の墳墓があるゴルディオンは、トルコのアンカラの近くにあるんですよね。

ギリシャじゃないんだなあ(笑)

たまごボーロさんのこの記事は、実際の見聞であり、知見が深いのでリアリティがちがいます。

トルコという西側社会と東側社会の板挟みにあいながら発展してきた国を、現代という横の視点から眺め、縦の視点からも掘り起こしていく。

史実的な見聞を本文の記事でお話になっていて、サイドバーにあたる場所で神話のあらましを説明されているレイアウトもすごいですね。

ぜひみなさんもご覧になってください。

まとめ

ぼくはもともと書くことが好きで、ブログが流行る前からなにかしら書いていた人間です。(まあ、どれも長続きはしませんでしたけど)

今はいい時代で、ブログに広告を貼り付けてマネタイズもできますが、個人的には収益はおまけみたいなものだと思ってるんです。

マネタイズそのものがブログ本体になってしまうと、ミダス王の黄金の手みたいになって、じぶんの暮らしや考えを全部お金に変えなければならなくなるでしょう。

いや、余計なお世話だと思います。わかってるんです。ぼくもマネタイズは大事だと思ってるし。

ただ、ブログを書くときにお金のことだけ考えてると、疲れちゃうからなあ(笑)

ぼくにはやっぱり黄金の手はいらないや、という締まらないオチで終わらせたいと思います。

ではまた♪(笑)

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